飯田川町の酒米を作るグループ「飯田川町酒米部会」の圃場(田んぼ)巡回が7月18日(金)行われました。いつもこの時期、稲の穂が出る前、稲の生育状況を調べるために会員と町担当者、農協担当者、秋田県農業改良普及所担当者と小玉醸造が集まって会員の圃場をチェックしています。
酒米部会員

 今年は秋田県農業改良普及所から加藤武光氏が指導にこられ、熱心な指導を受けました。加藤氏は「あきたこまち」や「秋田酒こまち」の開発の中心となってきた稲作指導の専門家です。
 この日は日差しが強い、気温の高い日でしたが、会員は自分の稲や他の会員の稲の生育状況を熱心に観察し、巡回は夕方までかかりました。
 今年は6月が例年になく日照時間が長く、稲の生育が早く進んでいます。いつもの年ですと8月の第1週に稲穂が出るのですが、今年は7月中に出穂するようです。稲を抜き取り、縦に割ってみると幼い稲穂が茎の中に育っているのを見ることが出来ました。10cmから12cmくらいに育った幼い稲穂(幼穂)はフワフワした赤ちゃんの肌のように弾力があります。これから間もなく稲穂として生まれ出てくる命です。
秋田酒こまち
出穂を待つ稲穂

 前杜氏の小玉幸之助さんも酒米部会の会員で、今年は「秋田酒こまち」と「美山錦」を植えています。久しぶりに前杜氏の元気な姿を見ることが出来ました。また、「蔵」夏号の表紙を飾った二田文男君も今年「美山錦」を植えています。二人とも加藤指導員の指導に熱心に耳を傾けていました。
前杜氏・小玉幸之助さん
二田文男さん

 酒米は蛋白質が少ないことが良い米の条件です。今後、肥料を与えると米にタンパク質が蓄積することから、刈り取りまで肥料は与えず稲を育てることになります。丈夫な稲に仕上げ、秋(9月中旬)の刈り取りを楽しみに待つことにしたいと思います。
 この飯田川町酒米部会の酒米は全量、小玉醸造株式会社に運ばれ、酒造りに使われます。